てんでんこは、ひとりひとりの人が自分自身と真摯に向き合う時間の中から、自分とは異質なもの・ひとへの想像力や思いやりが生まれ、温かな、ながもちする協同が創り出されると考えます。そのためにも、すべての人によい本と出会ってほしいと願っています。

 美味しい珈琲とともに静かな読書タイムを。こどもたちの笑顔とともににぎやかな絵本タイムを。作家室井光広氏の蔵書を中心にした本の部屋と、絵本、児童書、子育て関連の本の部屋の二つに分かれています。貸出ノートに記入して、本を借りていくこともできます。

絵本・児童書・子育て

 こどもの耳にたくさんのよい言葉を。こどもの目にたくさんのよい絵を。こどもと、たくさんのよい絵本を読みましょう。お話を語ってもらうこと、絵本を読んでもらうことはいくつになっても喜びです。その声によってお話の中に導かれ、どんなところへも飛んでいけるから。

 心にたっぷりと栄養をもらったこどもは、きっと希望をもって未来を見つめ、想像力をはたらかせて外の世界とつながり、自分らしく力強く生きていくことができるでしょう。

 てん主がこどもの頃に読んだ本、大人になって出会った本、約1,600冊が並びます。

てんでんこ室井光広ライブラリー

 作家室井光広氏(1955ー2019  "てんでんこ"てん員の川口好美は氏の教え子でした)の蔵書を中心に、およそ3,000冊の本――文学・芸術・哲学・民俗・歴史等、様々なジャンルの名著たち――が並んでいます。ここに来れば、一人の小さな人間の中に巨大なユニバースが広がっていることの不思議さと喜びにうたれます。本と本、言葉と言葉をつないでどんな星座を描くのか。それはあなた次第。

 店内でゆっくり読書することも、しばらく借りることもできますよ。(子どもたちも、いつかここに戻ってきて本を読んでほしいなあ......)

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